男性ホルモンの減少が、がんリスクや死亡率を高める

気力が出ない、疲れやすくなった、筋力の衰えを感じる……。

男性も女性の更年期障害に似た症状に襲われることがあります。

病院に行っても「うつ」と間違って診断され、なかなか症状が回復しないという男性は少なくありません。

近年、その諸症状の原因が解明され、LOH症候群と呼ばれています。

患者数は推定600万人はいるとされます。

そのまま放置すれば、がんの死亡率は3‐5倍、血管障害2‐5倍、背骨の骨折半が2倍になるなど、命にもかかわることがわかってきました。

LOH症候群は、男性ホルモンのテストステロンが低下することで起こります。

男性ホルモンは30歳を過ぎたころから徐々に減少。また、年齢とは別に、慢性的な強いストレスもテストステロンを低下させる大きな要因となります。

男性ホルモンは性機能や筋肉維持をつかさどっているだけではありません。

ストレス耐性の維持、脂肪蓄積の抑制、管の形成にかかわるなど、心身の健康維持のために重要な役目も担っているのです。

ストレスが男性ホルモンを低下させ「うつの悪循環」に

テストステロンは精巣だけでなく、脳内でも合成されることがわかっています。

劣性ホルモンにはストレス耐性を高める働きかあるため、脳内のテストステロンが低下すると、ストレスに対抗する力が弱まります。

そのため、ささいなことでストレスを感じやすくなってしまいます。

結果、ちょっとしたことで、「ストレスを感じる」→「男性ホルモンが減る」→「ストレス耐性が弱くなる」といった悪循環に陥ってしまうようになります。

この状態が長期間続けば、LOH症候群がどんどん進み、うつの重症化を引き起こしてしまう危険があります。

そのため、うつに移行する前にLOH症候群の兆候に気づくことがとても大切なのです。

テストステロンの減少が男性の元気を奪う!

テストステロンが減少することで引き起こされる症状は、さまざま。

筋肉維持をつかさどる働きが低下するため、筋肉屋が落ちて体力の低下を感じたり、やる気がなくなったりする症状が出る場合もある。。

テストステロンが減少すると、体に不調が出るだけにとどまらず、脳内のテストステロンの合成も滅少して、ストレス耐性が弱くなり、うつ状態を増長させる悪循環に陥ってしまうことも。